布団について

布団の豆知識

布団の詰めものには、綿(コットン)、合繊(ポリエステル)、羊毛(ウール)、羽毛(羽根)、真綿が主に使われています。それぞれの素材には、次に示す特徴がありますので、寝室の環境やお好みに応じて使い分けてください。

掛布団

種類 特徴 取扱上の注意
綿布団 繊維に撚りがかかっており弾力性、保温性が良い。打ち直しによる再利用が可能です。 放湿性がやや劣りますので、こまめに日干しをして乾燥させる必要があります。乾燥させないと重くなり、へたりも早くなります。
合繊布団 軽く、弾力性が良い。また、ホコリが出ず、衛生的です。丸洗いできるものもあり、取り扱いも楽です。 吸湿性はやや劣ります。
羊毛布団 保温性が良く、吸放湿性にも優れています。蒸れ感が少なく、さわやかな使用感です。 弾力性はありますが、へたると回復しにくい。保管時に虫喰いに注意が必要です。
羽毛布団 軽く、嵩高性があり保温性に優れています。蒸れ感が少なく、さわやかな使用感です。 嵩高なので、収納にやや嵩張る。保管時に虫喰いに注意が必要である。
真綿布団 繊維が細く軽く柔らかく保温性に優れています。肌沿いも良い。 保管時に虫喰いに注意する必要があります。

敷布団

種類 特徴 取扱上の注意
綿布団 繊維に撚りがかかっており弾力性、保温性が良い。打ち直しによる再利用が可能です。 放湿性がやや劣りますので、こまめに日干しをして乾燥させる必要があります。乾燥させないと重くなり、へたりも早くなります。
羊毛布団 保温性が良く、吸放湿性にも優れています。蒸れ感が少なく、さわやかな使用感です。 弾力性はありますが、へたると回復しにくい。保管時に虫喰いに注意が必要です。

布団の使い方と注意

種類 お手入れ方法
羽毛布団 ①小さな穴でも羽毛が飛び出しますので、絶対に針や安全ピンで襟カバーなどを付けないでください。
②ふとん生地や縫い目などから多少羽毛が出てくることがありますが、使用上問題はありません。
③臭いがしたら、ふとんを折りたたんで臭気を押し出し、新しい空気と入れ換えて3~4時間くらい風通しのよいところで日陰干ししましょう。天日に干すなら、できればカバーやシーツで覆て干して下さい。羽毛に含まれるタンパク質が、日光で劣化するのを防ぐためです。あまりこまめに干すとふとんが傷みますので月1~数回程度にして下さい。
羊毛布団 ①羊毛は季節や環境、使用状況等により若干臭うことがあります。臭いが強い場合は3~4時間、日に干してからお使いください。
布団全般 ①ふとん生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けてお使いください。カバーやシーツはこまめにお洗濯してください。
②ふとんは日に干すか、ふとん乾燥機をご使用ください。暖かさ、かさ高、弾力が増し、使い心地がよくなります。

寝具の手入れ方法

手入項目 注意事項
布団の収納 毎日
干す時間帯 午前10時~午後3時までに
取込方法 布団の表面のホコリを軽く取り除くようにし、干した布団は強くたたかないで、湿度の低いうちに(冬は午後3時頃まで)取り入れましょう。布団をたたくと、せっかくふくんだ暖かい空気が抜けてしまい、中わたの繊維が切れたり、側生地が傷んでしまうことがあります。

布団の干し方、収納と保管の仕方

① 天気のよい乾燥した日に、午前10時から午後3時ごろに、全面が日に当たるように両面を干してください。
② ふとん生地の傷みを防ぐため、カバーやシーツで覆って干してください。
③ ふとん叩き等で強くたたかないでください。強くたたくとふとん生地や詰めものを傷める恐れがあります。
④ 干す時間と頻度

種類 干す時間 干す頻度
綿布団 片面2時間位 週に1~2回程度
合繊布団 片面2時間位 週に1~2回程度
羊毛布団 片面2時間位 週に1回程度
羽毛布団 片面1時間位 月に1~2回程度
真綿布団 干すときには陰干しにしてください。 月に1回程度

梅雨や住宅事情で天日干しができない時

梅雨時はなかなかふとんを干すことが出来ません。 来る日も来る日も雨が続く梅雨時は、ふとんがなかなか干せませんし、湿気を含んで不快感が生まれます。
「梅雨の晴れ間」がのぞいたら、ぜひ寝具を干してください。ただし、水たまりが残っているような湿度の高い時は逆効果です。また、曇っている日でも湿度が高くなければ干して風を通しましょう。
ふとんが干せない時は、ふとん乾燥機が強い味方になります。ふとん乾燥機がなければ、室内でふとん干し用のスタンドなどにふとんを広げ、エアコンを除湿にしたり扇風機で風をあてておきましょう。イスや三脚などにふとんをかけてもOK。意外に湿気を逃がし、乾燥させることができます。
ふとん乾燥機を使う時は、説明書をよく読みふとんの素材に合った温度や時間を選択して下さい。これは重要です。例えば、羽毛ふとんに必要以上の温度や時間で乾燥すると、ふとんの中の羽毛が乾燥し過ぎてぱさぱさになったりしますので、ご注意下さい。
エアコン+扇風機は以外と効果あり。エアコンを除湿にして、扇風機で風を当てることで以外と湿気を逃してくれます。ふとん干しスタンド等がない場合は、ふとんを広げ裏表を扇風機の風に当てて下さい。ふとん乾燥機に比べてしっかり乾燥は出来ませんが、ジメジメふとんで寝るよりはずっと良いでしょう。もしもエアコンが使えない時は、扇風機だけでも多少は違います。

収納と保管の仕方

① 湿気の少ない場所に、敷きふとんは下に、掛けふとんは上に収納してください。
② しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。
③ ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、押入れも乾燥させてください。

洗い方

① 部分的にふとん生地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分乾燥してください。
② クリーニングする場合には、専門業者か、寝具専門店にご依頼ください。ご家庭での水洗いは、ウォッシャブルと表示してある薄いもの以外はお避けください。

一般家庭での洗濯が可能(ウォッシャブ)な布団の洗い方

①洗濯機をご使用の場合は「大物コース又は布団コース」をご使用ください。
②すすぎを充分した後に、脱水は洗濯機又は手絞りで軽く行ってください。
③乾燥は風通しのよい日陰に干し、軽く叩いて詰めものの片寄りを直し、竿に2本掛けして吊り干しで十分に乾燥してください。
④洗濯水の温度及び洗剤は次のものをご使用してください。
・羊毛(ウール)ふとん、羽毛(羽根)布団 ⇒ 洗濯水は30℃以下、洗剤は中性洗剤をご使用ください。
・合繊(ポリエステル)布団 ⇒ 洗濯水は40℃以下、洗剤は合成洗剤をご使用ください。

綿(コットン)ふとんの打ち直し
① 日に干してもふくらまなくなったら、打ち直しにお出しください。
② ふとん生地の汚れがひどいときは、打ち直しにお出しください。
③ 打ち直しは、掛けふとんは5年位、敷きふとんは3年位が目安です 。

羽毛(羽根)ふとんのリフォーム(仕立て直し)加工
① ふとんのかさ高が減ってきたら、リフォーム加工にお出しください。
② ふとん生地の汚れがひどいときや、詰めものが極端に片寄ってしまったときに、リフォーム加工にお出しください。
③ リフォームは、5年位が目安です。

布団についてご理解いただきたいこと

①羽毛(羽根)布団の羽毛の吹き出しについて
羽毛の吹き出しを防止するための加工をふとん生地に施し、縫製時にも注意を払っておりますが、羽毛布団本来の機能を生かすためには、通気性が必要なことから、多少の羽毛の吹き出しがみられることもあります。少量であれば使用には差し支えありません。

②羽毛(羽根)ふとん、羊毛(ウール)布団の臭いについて
布団の購入直後や長期間保管された後に、羽毛や羊毛は動物性繊維のため多少の臭いを感じるときがあります。これは密閉されたケースなどに保管の場合、臭いがケースなどにこもるためです。日干しなどで乾燥させ、布団を折りたたんで押さえて中の空気の入れ替えを行えば、自然と臭いは薄れますが、多少の天然の臭いが残る場合もあります。

③羊毛(ウール)敷き布団のヘタリについて
ウールの繊維には特有のちぢれやスケール(ウロコ)があり、当初はかさ高があります。しかし、使用している間に汗や熱などでウール繊維のウロコ同士が絡み合って回復を阻害するようになります。これをフェルト化といい、布団のヘタリにつながります。しかし、ウールの特性から保温性、吸湿・放湿性などはほとんど変わりません。

④布団のクリーニングによる劣化、風合いの変化などについて
クリーニングは、汚れを落とすために水洗剤、あるいは溶剤などが使われ、布団には負荷がかかります。そのため、布団生地や詰めもの素材や構造により、クリーニング後に形状や風合いに多少の変化が生じます。これはある程度やむを得ません。例えば、羽毛布団ではクリーニングすることで、布団生地の羽毛の吹き出し防止加工の効果が多少落ちて、当初より羽毛が出やすくなることがあります。

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